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ミルクと母乳、どう選ぶ?実体験から見えたメリット・デメリット

育さぽライター

May 12, 2025

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「母乳をあげるべき?それともミルクがいいの?」

出産後、育児において最初に直面する大きな悩みの一つが、母乳とミルクどちらを選ぶべきかという問題です。

どちらにもメリット・デメリットがあり、最初はどちらを選べば良いのか迷うことも多いでしょう。

私も第一子を育てる際には、この問題で頭を悩ませました。

この記事では、私の実体験をもとに、母乳とミルクのそれぞれの特徴や、選ぶ際に考慮すべきポイントを整理しました。

これから育児を始める方や、選択に迷っている方にとって少しでも参考になる内容を目指しています。




◆母乳のメリットとデメリット

まずは、母乳のメリットとデメリットから見ていきましょう。母乳育児は、母子の絆を深める大切な時間であり、多くの母親が「母乳で育てたい」と願うものです。


【メリット】

1.免疫力を高める

母乳には、赤ちゃんの免疫力を高める成分が豊富に含まれています。

母親が持っている抗体が赤ちゃんに受け継がれ、風邪や病気に対する抵抗力が高まるとされています。


2.消化が良い

母乳は赤ちゃんの消化器官に優しく、消化不良や便秘のリスクが低いと言われています。

新生児の胃は小さくて未発達ですが、母乳はそのサイズに適した栄養素を提供します。


3.母親と赤ちゃんの絆が深まる

母乳を与えることは、赤ちゃんとの密なスキンシップの時間でもあります。触れ合いの中で、赤ちゃんは安心感を得て、母親との絆が強まります。


4.コストがかからない

母乳は無料で提供できるため、経済的な負担が少ないという点も大きなメリットです。



【デメリット】

1.授乳の頻度が高い

母乳は赤ちゃんが吸うことで分泌されるため、授乳の頻度が高くなりがちです。新生児期は2〜3時間おきに授乳する必要があり、睡眠不足に陥ることも。


2.母親の体調に影響を受ける

母乳育児をするためには母親の体調が重要です。ストレスや栄養の偏り、疲れが溜まると、母乳の出が悪くなることもあります。


3.公共の場での授乳に抵抗感

母乳を授乳する際、公共の場での授乳に抵抗感を感じることがあるかもしれません。授乳室を探さなければならない、周囲の目が気になることもあります。


4.授乳時間の調整が難しい

母乳育児をしていると、授乳時間が不規則であり、特に夜間の授乳が続くことで、ママが寝不足になることもあります。




◆ミルクのメリットとデメリット

次に、ミルク育児についてです。ミルクの選択肢も、母乳同様に一長一短がありますが、仕事や生活スタイルに合わせて柔軟に対応できる点が魅力です。


【メリット】

1.授乳の負担が分担できる

ミルクの最大のメリットは、授乳をパートナーや家族と分担できることです。これにより、母親一人にかかる負担を軽減し、夜間授乳もパートナーが交代で担当できるため、寝不足の解消が期待できます。


2.授乳時間が一定

ミルクは母乳に比べて消化が遅いため、授乳時間の感覚が一定です。赤ちゃんが満腹感を得やすく、授乳間隔を予測しやすいという点も便利です。


3.外出時に便利

ミルクをあらかじめ準備しておけば、外出先でも授乳しやすいのが特徴です。特に仕事や旅行で外に出るとき、ミルクがあると授乳の心配が減ります。


4.体調に左右されにくい

ミルクは常に一定の栄養素を提供できるため、母親の体調や食事に影響されにくいというメリットがあります。母乳の分泌が不安定な場合でも、ミルクで補うことができます。



【デメリット】

1.費用がかかる

ミルクは市販されているものであり、定期的に購入する必要があります。そのため、母乳と比べて経済的な負担が大きいというデメリットがあります。


2.消化が悪い場合がある

ミルクは母乳に比べて消化がやや遅く、赤ちゃんによっては便秘になりやすかったり、消化不良を起こす場合もあります。特に新生児の場合、ミルクを飲んだ後にお腹が張ることもあります。


3.赤ちゃんとのスキンシップが減る

母乳育児に比べて、ミルクは赤ちゃんとの密なスキンシップの時間が少なくなる可能性があります。授乳の際に抱っこする回数が減り、母親と赤ちゃんの絆が深まる時間が限られてしまうことも。


4.準備が面倒

ミルクを作るには、哺乳瓶を洗浄し、ミルクを正しい温度で調整する必要があります。外出先でもミルクを作るために準備が必要で、手間がかかることもあります。




どちらを選ぶかは「家庭の状況と心の余裕」


母乳かミルクか、どちらが正解ということはありません。それぞれにメリットとデメリットがあり、どちらが自分と赤ちゃんに合っているかを考えることが大切です。


【我が家の場合】

私たちの場合、長女は母乳をメインに育てていましたが、体調が思うように回復せず、授乳の頻度や負担が大きかったため、次女はミルクも併用するようにしました。


結果として、母乳とミルクのハイブリッド育児が、私たちの家庭にとっては一番楽でした。

・夜間の授乳はパートナーと交代

・日中はミルクを使い、母乳の授乳は早朝や夜間に

・外出時や私の体調が悪いときはミルクに頼る


このように、家庭の状況に合わせて、柔軟に選択していくことが重要だと感じました。




まとめ:自分と赤ちゃんに合った方法を見つけよう


母乳とミルク、どちらも赤ちゃんを育てるために素晴らしい方法です。

大切なのは、自分の体調や家族の生活スタイルに合った方法を選ぶこと

完璧な選択はありません。


母乳でもミルクでも、それぞれに良さがあります。育児のスタイルを自分に合わせて選んで、無理のない範囲で続けられる方法を見つけてくださいね。


最終的には、赤ちゃんとママ・パパの心地よさが一番大切です。育児は二人三脚で進めていくもの。

無理なく楽しく育児ができる方法を見つけてください。

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