育さぽライター
May 13, 2025
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「そろそろうちの子にも習い事を始めさせたいな」
そんな風に考え始めるのは、子どもが3歳〜6歳頃になるご家庭が多いのではないでしょうか。
ピアノ、水泳、英会話、ダンス、プログラミング…。最近は選択肢も多く、どれを選ぶべきか悩んでしまう方も少なくありません。
実際に私も、子どもに最初の習い事をさせるとき、かなり迷いました。
この記事では、習い事を始める前に親として必ず考えておきたい5つのポイントを、実体験を交えてご紹介します。
将来「やらせてよかった」と思える選択ができるように、ぜひ参考にしてください。
まず大切なのは、「なぜ習い事をさせたいのか?」という目的の明確化です。
例えば
親の気持ちとして「何かやらせなきゃ」と焦ってしまうこともあると思いますが、「目的」がはっきりしていないと、途中でやめたくなったときに「なぜ続けるのか」が分からなくなります。
また、目的は「子どもの興味・性格」と合っているかどうかも重要です。
あくまで親の希望の押しつけになっていないか、立ち止まって考えてみることも大切です。
習い事は、親が選んで通わせるケースも多いですが、できるだけ子どもの意志を確認しましょう。
特に小さな子は、「友達がやってるから」「かわいい服を着たいから」など、シンプルな理由でも興味を持ちます。
一度、無料体験や見学に連れて行ってみて、「どうだった?」「またやってみたい?」とやさしく聞いてみてください。
無理やり始めても、嫌々通うようになると逆効果です。
習い事は本来、自己肯定感や楽しさを育てるもの。本人の「やってみたい!」という気持ちが何よりの原動力になります。
どんなに魅力的な習い事でも、続けられなければ意味がありません。
以下のような点を事前に確認しておきましょう
たとえば、通うのに片道30分以上かかる場所だと、親の送迎も大きな負担になります。
また、兄弟がいる場合は「他の子の習い事とのバランス」も意外と重要です。
「通わせ続けられるか?」という視点は、始める前にしっかり考えましょう。
習い事の多くは、単なるスキル習得だけでなく、人間力を育てる貴重な経験になります。
例えば
このように、それぞれの習い事が持つ「副次的な学び」にも目を向けると、より目的意識を持って通わせることができます。
また、子どもに「この習い事で何が楽しかった?」と聞く習慣をつけると、内面的な成長にも気づきやすくなります。
最後に、とても大事なことがあります。
それは、「途中でやめてもいいんだよ」という選択肢を親が用意しておくこと。
特に最初の習い事では、子どもにとって初めての「継続する経験」になります。
向き不向きもあるし、環境や先生との相性で「やっぱり違うな」と感じることもあります。
そのとき、「やめたらだめ」「お金払ってるんだから」とプレッシャーをかけると、子どもの自己肯定感を下げてしまいます。
大切なのは、「一度始めたら絶対に続けさせる」ことではなく、やってみたこと自体が価値ある経験だと子どもに伝えることです。
習い事は、子どもの未来を広げる大切な入り口。
でもその前に、親として「なぜ始めるのか」「どう続けられるのか」「子どもの気持ちはどうか」と丁寧に考えてあげることがとても重要です。
今回ご紹介した「考えておきたい5つのこと」をもとに、焦らずじっくりと向き合ってみてください。
そして何より、子どもが楽しく、自信を持って取り組める環境を整えることが、習い事を成功させる一番の近道です。
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